ベイブレードバーストを全人類に始めて欲しいって話

突然ですが皆さん、ベイブレードというものをご存知でしょうか。

私と同じくらいの年齢の方ですと、恐らくほとんどが「昔はやってたけど今はやってない」と答えるのではないでしょうか。そんなあなたにこの記事を読んでもらいたいと思って今私は筆を執っています。この記事があなたにとってベイブレードに復帰するきっかけになっていただければ幸いです。

さて、本題です。ここからは「ベイブレードバーストとは何なのか」「ベイブレードバーストの魅力」「何故この時期にこういった記事を書こうと思ったのか」について順に紹介していきたいと思います。

【第1章】ベイブレードバーストってなあに

ベイブレードバーストとは、「爆転シュートベイブレード」、「メタルファイトベイブレード」に続く新たな世代のベイブレード。ベイが一定以上の攻撃を受けるとベイが分解する「バースト」機能が追加され、今までスタミナタイプやディフェンスタイプのベイが上位を占める環境であったが、アタックタイプのベイに有利にはたらくこの機能によって、ベイバトルは更なる盛り上がりを見せることとなった。

次章ではそんなベイブレードバーストの魅力について実際のベイのパーツなども紹介しながら伝えていけたらなと思います。

【第2章】ここが面白い！ベイブレードバースト

ベイブレードバーストの魅力といえばたくさんありますが、やはりなんと言ってもパーツカスタマイズでしょう。

ベイブレードバーストのベイは基本的に、ベイの特性を決める『レイヤー』、ベイの重心や重さを決める『ディスク』、ベイの挙動を決める『ドライバー』の3つのパーツで構成されています(ディスクの種類によっては『フレーム』を付けられるものもある)。また、現状の最新のベイのレイヤーであるGT(ガチンコ)レイヤーではレイヤー自体が『ガチンコチップ』、『ウエイト』、『ベース』の3つのパーツに別れており、レイヤーのカスタマイズができる仕様になっています。

今回はそんなベイブレードのパーツの中で一際変わった特性を持つパーツを紹介していきます。

レイヤー

ウィザードファブニル 閃

先日発売されたばかりのGTレイヤー。ベースである『ウィザード』、ガチンコチップである『ファブニル』、ウエイトである『閃』の3つのパーツで構成されている。今までのファブニル系統と同じく(これ以前にドレインファブニル、ガイストファブニルの2種類の"ファブニル"ベイがある)左回転、レイヤーの周囲にラバーが仕込まれており、相手のベイの回転を吸収することによって相手よりも少しだけ多く回ることができる。さらに今回のウィザードファブニルはこれまでで最もラバーの面積が多くなっており、回転吸収能力もさらに向上している。雑に使っても強いので最初にそれなりに強いベイを買いたいって人にはおすすめ。

リヴァイブフェニックス

不死鳥をモチーフにした超Zレイヤー。攻撃を受けた時にリヴァイブアーマーが先にバーストすることによって脅威の対バースト性能を誇るディフェンスタイプのレイヤー。

リヴァイブフェニックスはレイヤー本体が比較的重いのに対し、逆にアーマー(デッドアーマー)の方が重いリヴァイブフェニックスの亜種であるデッドフェニックスというレイヤーも存在する。また、リヴァイブフェニックスの本体、デッドフェニックスのデッドアーマーを組み合わせることもでき、この組み合わせのレイヤーは通称パーフェクトフェニックスと呼ばれ、現状(2019年5月5日現在)最重量のレイヤーである。

超Zスプリガン

財宝を守る巨人モチーフの超Zレイヤー。シュートの強さによってバーストしなくなる機構が搭載され、さらに強力になったスプリガン。さらに、前代のスプリガンレクイエムと同様に左右両回転。あまりにも汎用性が高く、強いために大会に参加するときはとりあえず持っていくべきらしい。(大会に参加したことがないので聞いた話だが)ただ弱点は、このベイを単品で買うことができず、手に入れるためには超Z改造セットを買うしかないことだろう。ただ、超Z改造セットには後に紹介する"クエスト"ドライバーなどの特徴的なパーツも入っているので是非手に入れていただきたい。

ディスク

ゼニス

金属、プラスチック、ラバーの3種類の素材が一体となったアタックタイプ寄りのディスク。ラバーのグリップ力で相手と衝突したときに圧倒的なバースト力を生み出す。

ハリケーン

フリー回転するプラスチック素材の16枚刃が相手の攻撃を受け流すディフェンスタイプのディスク。強いかどうかは別として、刃がフリー回転するから面白い。それだけ。

1´(ワンダッシュ)

圧倒的な偏重心でスタジアムを暴れ回るアタックタイプのディスク。とりあえずこれをつけておくだけでアタックタイプっぽい動きをしてくれるので重宝している。また、フレームが取り付け可能なディスクであり、取り付けたフレームによってはさらに攻撃性能と重量を強化することができる。

ドライバー

アルティメットリブート

後半になると加速するギミックを搭載したアタックタイプのドライバー。遠心力が大きいときは軸先の細いプラスチックが飛び出しており、接触面の小さいスタミナタイプの挙動をするが、スタミナが少なくなってきて遠心力が小さくなると軸先のプラスチックが引っ込み、接地面がラバーになることでスタミナが少なくなってから再加速し、暴れだす。ただ、このドライバーは再録等がほとんどされていないため、今では高級品となっている。

ゼータダッシュ

軸先を切り替えることによってアタック、ディフェンス、スタミナの全てのタイプを選ぶことができるバランスタイプのドライバー。特にこれといって変わった特徴は他には無いが、どれも無難で使いやすい。また、ダッシュ系ドライバー(これの他にも○○ダッシュという名前のドライバーがいくつかある。)のため内蔵されているバネの強さが前代の"ゼータ"よりも強くなっており、これをつけるだけでバーストロックを固くすることができる。超Z改造セット産。

クエスト

軸先にあるフリー回転する吸盤でスタジアムに張り付く(←？？？)ことによって吹き飛ばされずに守り抜くディフェンスタイプのドライバー。

恐らくベイブレードバースト界1番の謎ドライバー。軸先が真ん中に無いだとかバトル中に高さが変わるだとかそんなレベルでは太刀打ち出来ないほどのロマンドライバー。一体どういう考えでこのドライバーを商品化するに至ったのか、全くの謎である。

実際に使用してみると、割と張り付かない(個体差もあるので一概にそうとは言い切れないが)。また、張り付くことができたとしても、相手のアタックタイプのベイの攻撃を軸先の吸盤ひとつで耐え切ることができるはずもなく、すぐに剥がされてしまう。張り付くことができなかった吸盤はもはやただの安定性の無いラバー軸。ラバーの吸着力がベイの足を引っ張り、アタックタイプのラバー軸もかくやという勢いでスタミナを削り取っていく。ディフェンス、スタミナタイプが相手であったとしても、割とすぐに剥がされる。もはや救いようが無い。さらにこのクエストドライバー、実は消耗品である。消耗品であること、ベイブレードバースト界屈指のロマンドライバーであること、再録がされていなかったこともあって高級品ドライバーのひとつであった。

ここまででレイヤー、ディスク、ドライバーをそれぞれ3つずつ紹介してきましたが、ベイブレードバーストにはまだ紹介していない魅力的なパーツが数多く存在しますが、この記事では紹介しきることはできません。というわけで、ベイブレードバーストのパーツに興味を持った方はベイブレードバースト公式サイトに全てのパーツ情報を見ることができるので、是非見に行ってください。リンクを貼っておきます。

https://beyblade.takaratomy.co.jp/parts#sectionTop

【第3章】なんで今更勧めるの？

皆さんはこの記事をここまで読んできて、「なんで今更ベイブレードなんて勧めるねん」と思ったことでしょう。その理由は先日4月27日に発売されたランダムブースターVol.15にあります。

こちらがランダムブースターVol.15のラインナップです。

あれ...？

なんか...

見覚えのあるベイが...

 

そうです、ストームペガシスのバースト版復刻です。だからこれを機にメタルファイト世代でベイブレードをやめてしまった方々に新しくベイブレードバーストを始めてもらいたいと思い、この記事を描き始めるにあたったわけです。

おわりに

ここまで長々とベイブレードバーストを布教する記事を書いてきた私ですが、実はひと月ほど前にGTレイヤーからベイブレードに復帰した初心者ベイブレーダーです。そのためパーツもそこまで多く揃っているわけでもありませんが、十分楽しめています。

ここでストームペガシスの復刻が来たということは、恐らく他のメタルファイト世代のベイの復刻も恐らく来ると思います。皆さんの思い入れのある・お気に入りのベイが来るであろう前にベイブレードに復帰するのも良いのではないでしょうか。

質問等ございましたら@Intimidation_pまでお願いします